月別アーカイブ: 2008年8月

血糖値が高くなるデザイン

ショッピングサイト経営者として
他のサイトを参考にと、
よくググルのだけど、
この手のECサイトが激増しているように思う。

http://luxury-style.net/SHOP/LS-0249-FBT.html

特徴は縦に長く、
写真を多様していて、
文字の間隔はきつきつ、
一目で飛び込むようテキストは大きくレイアウトされている。
さらには、科学的見地からその商品の効果があること、
閲覧ユーザーにいちいち語りかけるようなテキスト、
効用の自画自賛、人の弱みにつけこむ脅迫的な文章と枚挙に暇がない。
おまけに商品イメージに沿うキャラクターのモデルは
日本人ではなく、浮世離れした白人のおねえちゃん。

コピーもすごい。
すごいというかエロい。

「クリーミーなシャーベットソープで
    魅惑のジューシーボディーに生まれ変わる!」

とかね。

昔から似たようなページがあったと記憶しているけど、、
最近のはよくもまあ、こんなに過剰になったなあと驚かずにはいられない。
おそらく、改良のつもりで、
これでもかっ!これでもかっ!って過剰が重なりあって
今のいわゆるいかがわしいECサイトの雛形ができあがったのだと思う。
いやまだ進行中?

まっ、こうゆうページが存在するってことは
誰か買う人もかならずいるってことですよねー。しらんけど。

で、夭折したナンシー関がコラムでいってた言葉を思い出した。
感情の表出を過剰にうたうことは “下品” なのだと。
つまり、
売り手から買い手へ向けた
“買ってほしい”というメッセージをみえみえの状態で、
読み手のコンプレックスだったり、変身願望だったり
もてたい気持ちだったりを過剰に煽るスイッチが
こういうデザインにはたくさん配剤されているのだ。
ナンシー関のこの”過剰な感情の表現は下品”という決断は
ファッション誌の表紙、
折込みチラシや涙無くしてみられないオリンピックの感動スイッチ
などが適用されていたと思う。

ワタシはこれに加えるとしたら
「出会いたい」という感情が露骨な合コンかな? いったことあるけど。

世の中は
そんなデザインがあふれかえっていて
すっかり生活に溶け込んでいるから
栄養過多で血糖値の高くなるデザインも、
つっこむことなく普通に受けとめてしまう。
さっき言ったように、必ず買う人も存在する。
この悪循環。
ただ、笑う人も結構いるだろうと思う。
ワタシは、どちらかというと、
いとも簡単にへぇーとなって納得しつつみいってしまう前者の方だけど、
いやいや、いけない・・・!
せめてつっこみ精神だけは保持しておきたい。

で、結論。
“下品”だと感じて毛嫌いするというよりは
パロディーで構成を同じにして
ウチの商品にあてがってみるのもヨシだなあ、と。

ちなみに、
ほとんどが
男性がつくったであろうデザインじゃないかなって思う。
根拠ないけどね。

幽霊物件

夏の風物市といえば”お化け屋敷”。
先日、ちょいと涼みに
後楽園遊園地で催されているお化け屋敷にいってきました。

かれこれ10年ぶりぐらいぶりのお化け屋敷体験。
小さいころは必ず一年に一度はいっていたけど
もう怖がる年齢ではないことを重々自分に言い聞かせて今回臨みました。

お化け屋敷って
お金を払ってこわさを体験しようもので
絶対幽霊不遭遇が大前提。
びっくりどっきりにわざわざひっかけられにいくわけ。
そんな風に身の安全は確保されたうえでのことだけど
それでも訪問者はどっかで本当の幽霊に遭遇してんじゃないかとか
具体的には、ワタシだけがみえてんじゃないの?とか
思ってしまう瞬間が怖い、ぞっとすると思う。
つまり幽霊本物遭遇率が高い状況ほど真に怖いと。
(だから遭遇の予感に満ちた肝試しの方がワタシとしてはよっぽどこわいのだけど。)

で、今回の”幽霊物件”なるお化け屋敷。
思い描いた昔のお化け屋敷ではぜんぜんなく
いまっぽく進化していました。

賃貸のもっとも多い東京ならではの響きなのだけど
幽霊物件という名前のとおり
とあるいわく付き物件という設定。
訪問者は鍵をもらって
二人ないし、一人で
物件の中を探索し、
開かずの間の扉をその鍵で開ける。
すると、そこからは幽霊猛ラッシュ(笑
生身の人間が幽霊を模して
急に前に立ちはだかる。
触れられる距離なので触りたくないけど
あまりにアルバイトちゃんの”幽霊”なのでこわさはない。
だけど、そんな幽霊出来がたたみかけるように続くと、
目の前にある物体が
張りぼての人形なのか、生身の人間なのか区別がつかなくなり、
錯覚がうまれる。
その錯覚が今回の訪問で一番こわいと感じた。

一緒にいった相棒は
ワタシより6つ上のミドルガイなのだけど
昔、兄の手に連れられて水木しげるのお化け屋敷で
子供だましにまんまとはまり
おお泣きした体験を
今回の訪問で思いだしたらしい。

めちゃめちゃへっぴり腰で
後ろからワタシの服の裾を握りしめ
たのむから動かんといて・・・たのむから・・・」と驚くことに幽霊にお願いをし、
決して先頭してもらうことはなかった。

幽霊物件のHPが立ち上がっていたのでリンク。
http://www.tokyo-dome.co.jp/event/mizu-key/index.htm

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