幽霊物件

夏の風物市といえば”お化け屋敷”。
先日、ちょいと涼みに
後楽園遊園地で催されているお化け屋敷にいってきました。

かれこれ10年ぶりぐらいぶりのお化け屋敷体験。
小さいころは必ず一年に一度はいっていたけど
もう怖がる年齢ではないことを重々自分に言い聞かせて今回臨みました。

お化け屋敷って
お金を払ってこわさを体験しようもので
絶対幽霊不遭遇が大前提。
びっくりどっきりにわざわざひっかけられにいくわけ。
そんな風に身の安全は確保されたうえでのことだけど
それでも訪問者はどっかで本当の幽霊に遭遇してんじゃないかとか
具体的には、ワタシだけがみえてんじゃないの?とか
思ってしまう瞬間が怖い、ぞっとすると思う。
つまり幽霊本物遭遇率が高い状況ほど真に怖いと。
(だから遭遇の予感に満ちた肝試しの方がワタシとしてはよっぽどこわいのだけど。)

で、今回の”幽霊物件”なるお化け屋敷。
思い描いた昔のお化け屋敷ではぜんぜんなく
いまっぽく進化していました。

賃貸のもっとも多い東京ならではの響きなのだけど
幽霊物件という名前のとおり
とあるいわく付き物件という設定。
訪問者は鍵をもらって
二人ないし、一人で
物件の中を探索し、
開かずの間の扉をその鍵で開ける。
すると、そこからは幽霊猛ラッシュ(笑
生身の人間が幽霊を模して
急に前に立ちはだかる。
触れられる距離なので触りたくないけど
あまりにアルバイトちゃんの”幽霊”なのでこわさはない。
だけど、そんな幽霊出来がたたみかけるように続くと、
目の前にある物体が
張りぼての人形なのか、生身の人間なのか区別がつかなくなり、
錯覚がうまれる。
その錯覚が今回の訪問で一番こわいと感じた。

一緒にいった相棒は
ワタシより6つ上のミドルガイなのだけど
昔、兄の手に連れられて水木しげるのお化け屋敷で
子供だましにまんまとはまり
おお泣きした体験を
今回の訪問で思いだしたらしい。

めちゃめちゃへっぴり腰で
後ろからワタシの服の裾を握りしめ
たのむから動かんといて・・・たのむから・・・」と驚くことに幽霊にお願いをし、
決して先頭してもらうことはなかった。

幽霊物件のHPが立ち上がっていたのでリンク。
http://www.tokyo-dome.co.jp/event/mizu-key/index.htm

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